趣味のカメラで頭の体操
鳥海 顕・・・・・・・・・・・
 早いものでリタイヤしてから3年目になろうとしています。ボケ防止に一時はこれから何をしょうか。何を
習おうかと迷っていた時のこと、新聞の案内板にNHK写真教室の生徒募集広告を見つけ校友のS君
を誘い2人で参加しました。会員の平均年齢は63才、仕事からの重圧感から解放され趣味を求めての
方々が多く見られます。
 私とカメラとの出会いは高校時代で当時では周囲を見てもカメラを持ち歩くのは少ない時代でしたが
アルバイトで買い求めたカメラに趣味を持ちつづけいろいろなカメラにも出会いましたが、子供の成長と
共に現在までとりつづけてきました。今までは集合写真などポートレート写真しか撮ったことのない私で
したが、講義の中では写真の専門用語が出てきたりして意味そのものがわからず仕方なく書店に立ち寄
り用語集を買い求めたりすることもしばしば、実技では少し前まではせっかく写真を撮ってもピント(焦点)
があっていない、いわゆるピンボケの写真があったり画面全体が白っぽくすっ飛んだ露出オーバーのも
のだったり、あるいは暗く濁った色調の露出不足の写真など失敗ばかりでした。初めての撮影会では1
本のフイルム36コマ中写真らしきものは2枚だけ、写っていても露出不足と言うなさけなさでした。習い始
めてから1年、ファインダーからのぞく目も変わり自分なりには少しは満足の行く写真が撮れるようになりま
した。しかし技術面ではまだまだですがこれからも挑戦がつづきます。
 一般的には写真を撮ると言う事は何か難しい操作がいるのではと思われておりましたが今ではほとんど
が全自動化されており、撮ろうと思えばただ押すだけでなんの理屈も必要としないで写真は撮れるように
なりました。あとは光をどう捕らえるかと、構図の作り方です。先ずカメラの説明書をよく読む事とカメラの
機能を良く知ることです。今では愛用のカメラと機材を背負い月に2回程度講師の指導のもと近郊の山々
へ出かける事、これに伴う講師による講評会など、時間が許せば一人で被写体を求めて歩き回る毎日で
す。1度出かけると1万歩、好きなことをしながらの一石二鳥の健康法でもあり。これからの私たちは趣味を
持つ事も健康維持の一つではないでしょうか。
 今年は定年後三年目に入りますが私の夢として全国の洋友会のみなさまにインターネットを通じ北海道
の四季などをご紹介ができればと思っております。未だ未塾な私ですが大自然に向かい納得の行くまで
撮りつづけたいとおもっております。
 最後になりますが、北海道は日本列島の中で一番四季がはっきりしていると云われ、北海道の屋根とい
われております大雪山系の山々を連ねる十勝岳(2077米)、旭岳(2290米)黒岳(1980米)赤岳(2078米)、
と2000メートル級の山々など世界遺産に登録を呼び掛けるほどの景勝地が多く見られます。一度北海道
の雄大な大自然を満喫してはいかがですか。ゆっくり被写体を求めてお出掛けください。