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私がアマチュア無線を始めるきっかけは、小学生の時に母の実家にあった 無線機で日本各地の無線局が交信して気候や無線機など色々な情報を交換 しているのを聞いて大変興味を持ったからでした。中学時代はクラブ活動で無線放送部に属し、自作で受信機やアンプ等を作成し楽しみましたが、アマチュア無線を開局するには知識を高めて国家試験に合格し資格を取ることと高額の無線機器、アンテナ設備が必要とわかりました。
高校で知識を高めて国家試験に合格、当時の初任給の4ヶ月分位を両親から出して貰い個人のアマチュア無線局を開局して交信を楽しみました。 しかし、社会人となると会社の独身寮など環境の変化で数年間やむなく休止せざるを得ない状態になってしまいました。
1974年頃には無線の技術革新が進み、VHF帯の無線機器が販売されるようになり、北海道のコールサインで無線局を再度開局し、近距離の交信を中心に
1985年にはアンテナシステムを向上して全国と交信できる環境にしましたが仕事の忙しさに追われ、中途半端で活用出来ない状況が続いていました。 1994年3月に三洋電機社内研修LC40を受けた時、会社以外での自分をPRする名刺への記載や定年退職後のある1日の行動表を作成するにも、何も取り得の無い私にはなかなか完成させ ![]() さしあたっての目標としては表彰制度のある、日本の全市・全郡の無線局との交信を始めました。将来の目標として日本の市・区・町村全てと交信したく、効率よく進めるために交信記録管理にはパソコンを活用することに致しました。 しかし毎日と言っても仕事、出張があり、夏は朝早く4時前、冬は出勤時間に迫られた7時少し前でないと交信が出来ない状況に苦戦しました。 同年12月に北海道地区のLC研修インストラクターに任命される事になり、神戸で研修を受けたことで意欲が一段と増し、パソコンの活用で順調よく進みアマチュア無線頑張って続けて行こうと思いました。二年目からは電波のコンディションを把握して、四国や九州などの遠いところは深夜か早朝に、近い北海道や東北は休日の日中に交信し、パソコンデーターから未交信地を拾い出し効率よく交信して結果の積み重ねをしていきました。1997年に全国670市、565郡との交信が完了、第一ステップの目標であった全市・全郡を達成することが出来ました。次の目標は全国全ての町村と交信することを目標として継続していくことに しましたが、小さな町村は人口が少なく、ましてアマチュア無線の免許を持つ人が住んでいなく、無線機やアンテナなどの機材を持って現地より発信する無線局を探して交信しなければなりません。 地続きで車で行けるところは、車での移動運用をお願いして交信していきますが、沖縄県島尻郡や鹿児島県鹿児島郡、長崎県の五島列島などにあるひとつの島で構成される町村などは、地図で町村の確認から始まり移動で行って交信頂く方の苦労を想像・感謝しながら情報を集め、日によっては3時間以上電波コンデションの良くなるのを待ったり、翌日早朝混信の少ない時間帯に交信を行うなどして実績の積み重ねをしていきました。又、自分でも車載出来る無線機やアンテナ等の機材を揃えて北海道の212市町村を順番に移動運用と観光で周り始め、最後の2003年5月には奥尻郡奥尻町(ひとつの島)までフェリーで行くなどして無線交信実績の積み重ねを図りました。2004年春に2,580余りの全町村との交信が完了、表彰(アワード)を申請し全国157人目の認定証を頂きました。又、移動運用をする全国の仲間が一年に一度集い情報交換と交友の輪を広げる集いに熊本県まで行き、交信参加頂いた無線局の皆さんに感謝と喜びの報告をさせて頂きました。 ![]() やはり延12,500局と交信できているが、最低限の北陸地方の500局以上があと数局の不足と47都道府県を3つ以上の周波数を使い12組の交信をすることが必須なのですが3.5MHZで熊本県と宮崎県、28MHZで秋田県が足りない! 不足分を克服しよう! 3.5MHZは夜しか交信できません、4月13日に2時間以上待って交信に成功。28MHZは5月から8月の限られた季節の太陽の黒点活動の活発な日だけで朝方から夕方の時間帯、秋田-北陸は5月21日に交信完了できました。 交信証を揃えて確認し、2012年1万局の交信記録を記載した申請書を提出し審査の結果「全日本第408号」の合格通知を頂くことが出来ました。 来年東京で行われる表彰式への参加を楽しみに無線交信を続けている毎日です。LC40研修を通じて自分の遣り甲斐を見つけ、LC50で生活設計が出来て 無線では「よみうりアワード」を受賞出来ました。 無線で交信頂いた1万局以上の方々、小学生から人生の大先輩まで年齢や職業の枠を超えて色々な多くの経験・知識をもって生活されている社会人の方々、アマチュア無線憲章は「良き社会人であること」であり無線を通じて色々教えて頂いた多くの皆さんとLC研修に大変感謝しております。 |