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| 一歩前に出る勇気あれば、きっと何かが始まる |
| 小池 隆哉・・・・・・・・・・・・・ |
| 「新聞を3回読んでもまだ10時」 定年で退職した身近な先輩が詠んだ川柳であるが、現職を離れると誰 |
| もが一回はそういう実感を味わう。だが北海道地区は間髪を入れずに「PCカレッジ」なるパソコン教室が卒 |
| 業生を待ち受ける。ブロードバンド時代を目前にして、年齢に関係なく誰もがそれに対応できる力を備えた |
| いと思うのだが、ただきっかけ(勇気)がなくて二の足を踏むのが現実である。 |
| そこは北海道。卒業生が各々得意分野を持ち寄れば、これはまた、なんと人材豊富な集団となる。パソコン |
| に関して言えば、「山田哲久先生」なるプロの域に達した先輩がいる。 |
| 毎週水曜日、朝10時。各々自分のパソコンを持って洋友会の事務所に集まる。挨拶もそこそこに、山田 |
| 先生の指導で一日は始まる。現職時代はWord・Excel・メール・インターネット・あるいは年賀ハガキがパ |
| ソコンのすべてかと勘違いしていたが、「PCカレッジ」に参加してみると 音あり、映像あり、スライドショー、 |
| CD-R・DVD-Rの焼付けそしてブロードバンドへの広がりとその奥の深さに戸惑いと感激を味わったのは私 |
| だけだろうか? 手とり足とりという面もなくはないが!かっては同僚という気安さとプロの目から見た「もどか |
| しさ」にいらだつ先生の表情を見てはまた、笑いを誘うという雰囲気もこれまた面白い。昼食時間は情報交 |
| 換の場。近況を確認しあう絶好の機会だ。「PCカレッジ」今年3期生がスタートする。すでに1期生、2期生 |
| が指導を受け、そろそろ少しは親離れしようと名称も「PC倶楽部」に変えて、「知っている者」が教えあうとい |
| う方式に切りかえた。ワイワイガヤガヤの中から今、各々が自分のホームページの立ち上げに取組んでい |
| る。「スピードは違ってもゴールは一緒」を合言葉に全員のホームページを一挙に紹介出来る日が遠から |
| ず来るだろう。夕方4時で緊張した一日は終わる。 |
| 今、北海道には道民の期待(風)をいっぱい受けて懸命に離陸しようとしている北海道国際航空(AIR |
| DO)という航空会社がある。まさに「北海道の経済活性化」の一翼を担う会社であるが、この航空機の胴体 |
| にはコーポレートスローガンがこう書かれてある。 |
| 「試される大地 北海道。一歩前に出る勇気あれば、きっと何かが始まる」まさにパソコンと奮闘する地区 |
| 会員の面々の気持ちを代弁する。こういう気持ちに駆り立てるのも、かって北海道で、職責を果たされた洋 |
| 友会先輩諸氏のDNAが 今こうして引き継がれているのかも知れない。 |
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