情報通信時代に思うこと・・・
浜辺 幸雄・・・・・・・・・・・・・
 21世紀はIT時代といわれて久しい。ハソコンを操作できなければ肩身が狭いほど最近ではパソコ
ン・インターネット・Eメールの話題がテレビ、新聞、雑誌等に飛び交ってる。家電製品も情報家電の
時代でコンピュターと家電と通信機器の複合製品が開発され市場に投入されつつある。情報通信技
術や知識を習得しなければ家庭生活をエンジョイできなくなるような不安にかられる。
 最近の携帯電話はテジタルカメラを内蔵したり接続して写真を送受信したり、音楽をダウンロード
して楽しむことができるなどパソコンの機能を取り組み誠に便利な製品だ。ただただ驚くばかりである。
 現在の北海道地区洋友会のメンバーはアナログ時代に生きてきたものがほとんどで専門技術畑出
身を除くと最近のITブームに縁遠いものが多い。
北海道地区洋友会は平成11年4月発足でまだ日も浅く会員も13年10月現在58人の小さな組織で
かつ広域なため十分な活動ができていないが、年度始めにアンケートをとりメンバーの参加希望の多
いテーマを活動に取り入れることにしている。平成12年度にパソコンを学びたいという希望が多く、
ちょうどパソコンの得意なな洋友会会員のご好意によるボランティアで講師を引き受けていただきパソ
コン教室「PCカレッジ」を開設した。参加の条件はノートパソコンを持参すること、毎週水曜日(原則)継
続参加すること、参加者が揃って一定レベルの水準に達するまでお互いに教え合うこと、パソコンを楽
しむために集まること等だ。
 平成13年度は初級コース(初心者向け)と中級コース(初級コース終了者向け)の2コースを開設して
きた。今では結構レベルが上がってパソコンをエンジョイしている。参考までに中級コースは映像・音
楽をテーマに平成13年後半取り組んできた内容を紹介する。音楽CDを編集しCD−Rに焼き付けた
り、昔の懐かしいレコードやカセットテープをデジタル変換し音楽CDやMP3形式のデータCDとして
作成したり、自分で撮った写真をCDラベルとして貼り付けた自分だけのオリジナルCD作りだ。デジタ
ルカメラで撮った写真やスキャナで取り込んだ写真をスライドショー形式(自動的に設定された秒間隔
で画像・写真が変わる)でデータCDとして作成する。更にスライドショーの内容、雰囲気に合う音楽を
CD(歌謡曲、演歌、クラシック、ジャズ等)からMP3形式等デジタル変換しBGMとして挿入し一緒に
CDに焼き付ける。旅行の思い出写真に音楽を入れてCDにして保存したり、パソコンを持っている人
にプレゼントしたり、パソコン教室で学んだことがいろいろ活用できてとても楽しく役に立つ。11月12月
のテーマは動画の編集だ。デジタルビデオで撮影したムービ(動画と音声)をパソコンに取り込みDVD
作りだ。一年半前にPCカレッジ(パソコン教室)がスタートしたときパソコンをほとんど操作したことがな
かったのに、よくここまでやってこれたものと思う。何も分からずパソコンをいじり修復不能にするまで壊
し、講師の先生を困らせたものが何人もいた。家に持ち帰って徹夜で直してくれた先生に本当にご苦
労をおかけした。先生の献身的な指導のおかげでパソコンを楽しめるまでになれたことに一同心から
感謝している。
 これからは中級コースを学んできたものが講師役を引き受け先生から習ったことを後輩の指導に役
立てる番だ。先生からは自分で苦労して本から学べと言われている。いまでも手取り足取り教わってい
ては進歩がない。特に中級コースは自分の領域を自分で拡大する段階にきた。それぞれ自前のホー
ムページを開設するだろう。
 一定水準に達したらそれぞれ好きな分野に特化し自分で学んだことを持ち寄って教えあう同好会の
ような活動が良い。基礎的な段階はパソコン教室で、趣味嗜好の分野・専門的な分野は同好会でや
ってゆくのが良いと思っている。せっかく毎週顔をあわせ一緒に学んできた仲間だ。パソコンを楽しみ
ながら世間話や仲間の情報交換をしたり、時には旅行をしたりパソコンが縁で親睦の輪が広がれば嬉
しい。